北千葉道路の線形検討 51号拡幅へ修正設計もプロポ(関東地整の業務発注見通し)

[2017/1/13 千葉版]
 国土交通省関東地方整備局は、28年度(1月期)の発注見通しとして704件(港湾空港関係を除く)の業務について概要などを公表した。28年度の当初と第2次補正予算に対応するもので、対象場所が千葉県内となる業務は103件。国道51号拡幅の詳細修正設計、北千葉道路の線形検討、江戸川水閘門を改築した場合の水理現象の解析検討などがプロポーザル方式で発注される。

 公表の対象となるは、プロポーザル方式、競争入札方式、随意契約。対象場所が本県内となる業務について入札等方式をみると、簡易公募型プロポーザルが3件、簡易公募型プロポに準じた方式が40件、一般競争入札(総合評価)が31件、簡易公募型競争入札(同)が1件、簡易公募型競争入札(価格競争)が1件、簡易公募型競争に準じた方式(総合評価)が24件、随意契約が3件。

 業務種別では、土木関係建設コンサルタント82件、測量8件、補償関係コンサルタント7件、建築関係建設コンサルタント4件、地質調査2件。入札予定時期は、28年度第4四半期が39件、29年度第1四半期が64件となっている。

 対象場所が本県内となる業務のうち、簡易公募型プロポーザル方式、千葉国道事務所と首都国道事務所所管の簡易公募型プロポに準じた方式の対象は次の通り。▽件名(対象場所)=[1]種別[2]履行期間[3]概要[4]入札予定時期(四半期)──の順。
【江戸川河川事務所】
〈簡易公募型プロポーザル方式〉
▽H29江戸川下流部施設整備検討設計業務(江戸川河川事務所管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約10カ月[3]江戸川水閘門を改築した場合の水理現象を解析検討を行う。水理解析による施設配置計画検討一式、分派施設予備設計一式、環境に関する検討一式、水理模型実験一式[4]29年度第1
【千葉国道事務所】
〈簡易公募型プロポに準じた方式〉
▽国道51号北千葉拡幅他検討業務29G6(千葉市)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約11カ月[3]国道51号の北千葉拡幅、成田拡幅、大栄拡幅に関する道路詳細修正設計、軟弱地盤対策詳細修正設計等を実施する。道路詳細修正設計一式、軟弱地盤対策詳細修正設計一式、橋梁詳細修正設計一式、協議用資料作成一式[4]29年度第1
▽北千葉道路施工計画検討他設計業務29G3(成田市北須賀)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約12カ月[3]北千葉道路(成田市北須賀から成田市押畑)の施工計画検討、各種設計及び軟弱地盤技術解析等を行う。事業全体の施工計画検討一式、道路修正設計一式、小橋川護岸詳細設計一式、小橋川軟弱地盤技術解析一式、事業管理資料作成一式、協議資料作成一式、猛禽類調査一式[4]29年度第1
▽千葉圏央道猛禽類他調査検討業務29G4(成田市)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約7カ月[3]圏央道千葉県区間に関わって、希少猛禽類保全のため「千葉圏央道猛禽類保全対策検討委員会」を運営すると共に現地調査等を実施し、事業影響検証、保全対策の検討を行う。また、事業計画区間における貴重動植物の現地調査を実施し、保全対策検討を行う。猛禽類調査一式、環境フォローアップ調査一式[4]29年度第1
▽千葉圏央道水文他調査検討業務29G5(成田市)=[1]測量[2]約12カ月[3]圏央道の千葉国道事務所事業区間において、工事着手前及び工事中等の区間で水文調査を実施し、工事影響の有無を把握すると共に対策必要箇所については因果関係の確認及び対策検討、関係機関協議資料作成を行うことを目的とする。定期水文調査一式、水質調査一式、分析評価一式[4]29年度第1
▽千葉国道管内道路整備効果検討他業務29F2(千葉国道事務所管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約11カ月[3]千葉国道管内の事業箇所における整備効果検討及び交通量推計を行い、交通量推計結果を基に事業評価資料を作成する[4]29年度第1

電線共同溝の整備計画検討

【首都国道事務所】
〈簡易公募型プロポに準じた方式〉
▽H29外環工事監視他(その1)業務(松戸市上矢切)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約12カ月[3]外環工事における環境影響予測及び工事監視調査を行い環境保全対策を検討する。また、工事監視のための観測井設置、道路環境モニタリング、動植物調査及び過年度調査結果を含めた工事監視総括検討を実施する。環境影響予測一式、工事監視一式、環境モニタリング一式、観測井設置一式、工事監視総括検討一式[4]第4
▽H29外環工事監視他(その2)業務(市川市田尻)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約12カ月[3]外環工事における環境影響予測及び工事監視調査を行い環境保全対策を検討する。また、工事監視のための観測井設置、道路環境モニタリング及び過年度調査結果を含めた工事監視総括検討を実施する。環境影響予測一式、工事監視一式、環境モニタリング一式、観測井設置一式、工事監視総括検討一式[4]第4
▽H29管内道路設計検討他業務(首都国道事務所管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約10カ月[3]国道6号新宿拡幅及び国道14号小松川立体事業における拡幅事業の道路修正設計及び電線共同溝整備計画検討並びに国道357号舞浜交差点修正設計を実施する。道路修正設計一式、電線共同溝整備計画一式、交差点修正設計一式[4]29年度第1
▽H29千葉外環環境モニタリング施設保守・データ管理他業務(松戸市上矢切)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約10カ月[3]千葉外環環境モニタリング施設の保守点検及びデータ整理を行う。モニタリング調査一式、関係機関協議資料作成一式[4]29年度第1
▽H29管内整備効果調査検討業務(首都国道事務所管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約11カ月[3]事業の整備効果、公表用資料、関係機関調整資料等を作成する。事業再評価資料作成一式、整備計画検討一式、整備効果検討一式、交通実態調査一式[4]29年度第1
▽H29管内道路計画検討業務(その2)(首都国道事務所管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約11カ月[3]北千葉道路において、線形検討を行うとともに、構造検討及び道路検討を行う。概況整理一式、線形検討一式、構造検討一式、道路検討一式[4]29年度第1
▽H29千葉外環道路休憩施設支援検討他業務(首都国道事務所管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約11カ月[3]道の駅における情報施設の実施設計、関係機関協議資料作成を行う。情報施設設計一式、関係機関協議資料作成一式[4]29年度第1
【関東技術事務所】
〈簡易公募型プロポーザル方式〉
▽H29新技術活用に関する技術検討業務(関東地方整備局管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約12カ月[3]「公共工事等における新技術活用システム」について、登録審査業務、活用技術の評価業務、及び新技術の有効活用に関する検討等を行う[4]29年度第1
▽H29管内橋梁補修補強技術検討業務(関東地方整備局管内)=[1]土木関係建設コンサルタント業務[2]約6カ月[3]鋼橋の予防保全的な維持管理に資するため、鋼床版デッキ貫通型疲労き裂の非破壊検知技術の適用、鋼橋疲労き裂の追跡調査、鋼橋の疲労き裂の発生傾向・補修必要時期の推定の検討を行う[4]29年度第1

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