[2016/12/29　宮城版]
　東北農政局は、仙台東地区の災害復旧関連区画整理事業で、「六郷6ブロック区画整理その1工事」と、「六郷7－1ブロック区画整理その1工事」について、一括審査方式の一般競争入札(WTO)を公告した。29年1月4日～2月1日に申請書を受け付け、3月2日に開札する。複数の工事に参加を希望する場合は、工事ごとに申請書を提出すること。

　工事は2件とも仙台市若林区二木地区他で、整地工、管水路工、排水路工、道路工、揚水機場工(建屋)を施工する。概算工事規模は7億4000万～10億円未満。工期は29年12月8日まで。

　六郷6ブロックの工事は、整地工が55ha、管水路工が5.2km、排水路工が5.4km、道路工が4.7km。主な資機材は、5.2kmの硬質ポリ塩化ビニル管と、5.4kmの排水フリュームを使用する見込み。

　六郷7─1ブロックの工事は、整地工が48.8ha、管水路工が4.6km、排水路工が5.2km、道路工が4.2km。主な資機材の使用見込み量は、硬質ポリ塩化ビニル管が4.6km、排水フリュームが5.2km。

　入札の参加資格は、単体企業か経常JVで、同局から土木一式工事と建築一式工事の資格確認を受け、客観点数が土木一式工事1250点以上、建築一式工事1150点以上あることなど。単体とJV構成員のうち1社は、13年4月1日以降に同種工事を元請け施工した実績も求める。

区画整理工事は　29年度に全て発注

　東北農政局仙台東土地改良建設事業所は、仙台東地区の災害復旧関連区画整理事業で、29年度に残りの区画整理工事を全て発注し、30年度にほ場の整地工事を完了させる考えだ。全体の事業期間は23年度から32年度まで。総事業費は316億0400万円を試算。事業費ベースの進捗率は28年度末に53.8％となる見通し。

　仙台東の区画整理事業では、津波被害を受けた農地など約2000haを大区画化する。区画整理工事は27のブロックに分けて進めており、29年度に▽高砂1▽高砂2▽七郷1－1▽七郷3─1▽七郷7▽六郷5▽六郷7─2──ブロックの工事を発注することになる。

　面整備の進捗率を見ると、現時点で着手率が73％、完成率が22％となっている。