佐倉印西線に町田バイパス 京成本線との交差検討(千葉県印旛土木事務所)

[2016/12/13 千葉版]
 千葉県印旛土木事務所は22日の指名競争入札で、主要地方道佐倉印西線の鉄道交差検討業務を委託する。同線町田バイパス(BP)の京成本線交差部が対象となるもので、オーバー、アンダーパスするかなども白紙の状態。同BPの計画ルートでは国道296号(成田街道)から京成本線までの区間が短く、鉄道をパスする際のBPの傾斜が大きくならざるを得ない状況となっていることから、同業務で鉄道とのクリアランスの数値を整理したい考えだ。

 同業務の対象となるのは、佐倉市田町地先で同BPの計画ルートが京成本線と交差する箇所。現道は国道296号の交差点(歴史博物館)から北に向かい、京成本線と踏切により平面交差している。BPの計画ルートは、現道をやや西側に振り京成本線と交差させるものだが、これまでも、鉄道と国道の近接や軟弱地盤など非常に厳しい施工条件となるため、交差形式などについて検討を進めてきた。

 県道佐倉印西線の田町BPは、佐倉市街の交通混雑の緩和を図るため、佐倉市田町地先の国道296号から岩名運動公園に至る延長約1・5kmの事業。線形不良や交通混雑の緩和を図るため、現道拡幅やバイパス整備を進めている。

 このうち北側の岩名運動公園周辺では、延長約500mにわたり現道の拡幅(歩道設置)が進められたが、残るパイパス区間の延長約1kmについては、鉄道事業者などとの協議が行われてきた。

 27年9月定例会では、永田健県土整備部長(当時)が「バイパス区間である1kmについては、26年度から引き続き鉄道との交差協議を複数回にわたり実施している」と答弁している。

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