おおたかの森地区に新設小 29年度補正で設計費(千葉県流山市)
[2016/12/6 千葉版]
千葉県流山市は、開会中の市議会定例会に提案している一般会計補正予算案で、おおたかの森小学校増築設計業務委託に総額1019万1000円の2カ年継続費を設定している。12クラス分の校舎を想定しており、29年度に建設する計画。校舎の増築はつくばエクスプレス沿線の人口増に対応するもので、同校の校舎増築では不足することから、おおたかの森地区に小学校を新設する計画だ。29年度の補正予算で、新設校の設計費を手当てしたい考えでいる。
新設校については、現在、児童推計の見直しを行っているところで、学級するなど未定。学校教育課によると、つくばエクスプレスの開業に伴う沿線地区の人口増について、就学前の児童をもつ家族世帯の張り付きが、当初の推計を大幅に上回っているという。
児童推計を見直した上で、学区の見直しなども踏まえ、新設校の規模などを検討して、設計費を29年度の比較的早い時期に、補正予算で確保したい考えだが、建設場所も含め、スケジュールなども未定の状況。
一方、おおたかの森小学校(市野谷621-1)は、おおたかの森中学校とともに新市街地地区小中学校併設校(仮称)として整備が進められていた学校で、27年4月に開校したが、こちらもつくばエクスプレス沿線の人口増により、児童数が当初の推計を上回る見通し。
このため12月補正予算案に、年割額が28年度509万6000円、29年度509万5000円の継続費を設定し、増築設計を29年6月末まで完了する計画。軽量鉄骨造12クラス分の校舎に同7月以降に着工し、30年4月の供用開始を目指している。