古川にリサイクルC建設 設計・施工一括で発注 12月13日まで参加受付(大崎広域事務組合)

[2016/11/22 宮城版]
 大崎市・色麻町・加美町・涌谷町・美里町の1市4町で組織する大崎地域広域行政事務組合(管理者:伊藤康志大崎市長)は21日、大崎市古川桜ノ目で計画している西地区熱回収施設等施設整備事業の関連工事として、設計・施工一括型による「仮称・大崎広域新リサイクルセンター建設工事」の条件付き一般競争入札を公告した。入札参加申請の受け付けは12月13日まで。

 入札に参加する場合は、3社による特定建設業JVを結成。代表者は大崎市の清掃施設工事の登録等級がA、平成17年度以降の施工実績も求める。構成員は大崎広域管内に本社または受任機関を持ち、大崎市の建築一式工事の登録等級がAで総合評定値900点以上であることなど。施工実績は特に求めない。代表・構成員とも配置技術者に関する要件あり。

 参加申請書の交付は12月9日まで。申請書の提出は同組合総務課契約管財係に同13日正午まで持参または郵送すること。質問は同5日まで。設計図書の閲覧は同26日まで。開札は29年1月13日午前11時を予定している。同案件は議会承認案件となっていることから、開札後、臨時議会を招集し、工事請負案件を提出。設計は議会承認後、速やかに着手し、29年夏ごろの工事着手を見込む。

 新リサイクルセンターは、現在稼働しているリサイクルセンターが、西地区熱回収施設の建設予定地となっているため、現センターの解体に向け、先行して整備する。

 新センターの建設予定地は現センターから道路を挟んで北側に位置する古川桜ノ目新高谷地の約1万7200平方m(工事対象範囲1万5200平方m)。

 構想ではプラント棟1250平方m、管理棟875平方m、ストックヤード1800平方m、敷地北側の市道と周囲の民家からの景観に配慮した緑地帯などの整備を予定しているが、施設規模などは今後の設計により変動する。

 新施設の処理能力は日量31.3t(破砕設備16.9t、選別設備11.7t、保管設備2.7t)を見込み、供用開始は31年4月を目指している。

 同施設完成後は、31年度から3カ年をかけて熱回収施設の建設に着手。熱回収施設完成後には、計量棟や搬入導線の整備が予定されている。

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