保留地4区画を売却 権利者先行で競争入札 仙台市の蒲生北部

[2016/11/19 宮城版]
 仙台市は、蒲生北部地区土地区画整理事業で、西側保留地4区画の権利者先行公募を開始する。地権者と借地権者が対象で、競争入札で売却先を決定する。28日から12月7日に申請を受け付け、同20日に開札する。29年1月の契約後、1月以降に土地を引き渡す。

 同地区は震災後、市が住宅の建設を規制する災害危険区域に指定し、業務系の土地利用で事業を実施。面積約92haのうち、保留地面積は約6.4ha。保留地は権者先行で売却し、東側の市有地約18haは本年度末に公募により売却する。

 市は、一部造成が完了したため、権利者先行で保留地の公募を開始する。区画は都市計画道路鶴ケ谷仙台高線側の蒲生一丁目、中野字牛小舎付近の4区画。面積は466平方m~1805平方m。最低売却価価格は1平方mあたり3万5000円~3万6100円。

 保留地の売却方針では、地権者に取得意向が無い場合は、一般公募か一般競争入札で売却する。面積が165平方m未満の保留地は随意契約が出来るようにする。対象地は災害危険区域で準工業地域、大規模集客施設制限地区、第4種高度地区を設定している。

 東側の市有地は大区画化し、物流、エネルギー関連、6次産業などの新規工場の立地を想定している。区割りと売却価格を決定し、公募する方針だ。建築物の着工可能な時期は30年度以降を見込んでいる。造成工事は27年8月に着工した。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.