来年2~3月に工場着工 システムハウスR&Cが施工 石巻不動沢の産業用地で(ミツワフーズ)

[2016/11/12 宮城版]
 水産加工品製造販売業のミツワフーズ(石巻市)は、同市不動町地区の新しい産業用地に工場を建設する。市から年明けに土地を引き渡された後、来年2~3月ごろに着工し、9月末ごろの完成を目指す。新築施工はシステムハウスR&C(東北支店・仙台市宮城野区)が担当する。

 ミツワフーズの工場は、同市湊町4丁目にあるが、道路事業用地となることから、移転を余儀なくされた。新工場は軽量鉄骨造平屋530~540平方mの規模。水産加工品の製造作業場のほか、休憩室兼事務所を備える。敷地面積は1500平方mで、駐車場なども整備する。

 ミツワフーズは、平成5年の設立で、翌年にはタラコを製造して全国市場に出荷を開始した。東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けて工場などを失うも、24年には現在地に仮工場を建設し、塩タラコや辛子明太子の製造を再開した。

 不動町地区の新産業用地は、同市が大震災後に開発を進めた場所で、面積が約2.5ha。三陸自動車道の石巻河南インターチェンジから約5kmに位置し、国道398号や石巻バイパスが隣接している。年内に造成が完了する見通しで、年明けから順次、土地を引き渡す予定になっている。

 現時点ではミツワフーズのほか▽相沢工業▽アイテック▽石巻水産鉄工▽稲井石材商工業協同組合▽木村丑三郎石材店▽菅松武男石材店▽野村モータース▽堀内熊五郎石材商店▽松下石材▽丸修高橋店▽──が立地する予定だ。このほか3区画が空き状態となっており、進出企業を随時募集している。

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