優良業務表彰を創設 本年度業務から対象 11日ホームページで発表(仙台市)
[2016/11/11 宮城版]
仙台市は、優良建設関連委託業務の表彰制度を創設する。29年4月1日に設置し、都市整備局と建設局発注の本年度業務から29年度表彰の対象にする。市内本店企業と技術者を対象に測量・調査、土木設計、建築設計(設備含む)の3部門を表彰する。11日にホームページで発表する。
同制度は、地元企業の意欲向上と人材育成を目的に「優良業務表彰」と「優良技術者表彰」を設置。選定の対象は、表彰年度の前年度完了の業務で、都市整備局と建設局が発注し、財政局契約課で契約締結した案件。金額は最終業務委託料が200万円以上とする。
表彰の基準は、業務成績評定点が85点以上ものと、80点以上で両局係長から内申された上位5%に相当するもの。選定は選考委員会で審査する。選考委は委員長に都市整備局長を置く。委員は建設局長と両局の理事または次長のなど計6人で構成する。
受賞者には、都市整備局長と建設局長の連盟で表彰状が授与される。表彰式の開催予定は詳細を整理し、29年3月末までに固める方針。
市は、改正品確法の施行などを踏まえ、27年度から制度創設の検討を進めてきた。都市整備局の川上正博技術管理室長は「モチベーションアップと人材育成に繋げたい。表彰部門は市の業務量、業界団体数などを勘案し3部門にした」と話した。
26年度実績で見ると、市の業務件数は全176件。このうち表彰制度の対象となる委託額200万円以上は、約8割の約140件が該当となる。