2地区に立地申込21件 新市街地の沿道業務用地 飲食店や美容室など(石巻市)
[2016/11/9 宮城版]
石巻市は、新市街地4地区の沿道業務用地に進出する事業者を募集したところ、21件の申し込みがあったことを明らかにした。主な出店希望は飲食店や美容室など。4地区のうち、新蛇田南に17件、新蛇田南第二に4件の申し込みがあり、ともに空き区画数を上回っているため、月内に抽選して土地の譲渡予定者を決める。残る新渡波と新渡波西の2地区は申し込みがなかったため、早ければ年度内に再公募する見通し。
新市街地の4地区は、いずれも市が土地区画整理事業で土地を造成。先月の公募時点で計11区画が空き状態となっている。新蛇田南第二は年度内に土地を供給予定で、それ以外の3地区はすでに造成を終えた。建ぺい率は60%以下、容積率は200%以下。
進出希望者は、先月17~31日に募集した。対象業種は小売業、金融業、飲食サービス業、医療・福祉など。条件は契約締結後12カ月以内に建築着工できることなど。結果的に飲食業の出店希望が目立ち、スーパーやコンビニなどの応募はなかった。
最も進出希望が多かった新蛇田南は、3街区の5画地が空き区画となっている。面積は計2293平方m。新蛇田南第二は、1街区の1画地のみを募集した。面積は1779平方m。市は抽選で事業者が決まり次第、順次売買契約を結ぶ。
新渡波は、1街区の3画地が募集対象で、面積が計2211平方m。新渡波西は、1街区の2画地が空き状態で、面積が計1128平方mとなっている。
新市街地の沿道業務用地全体では、今回の4地区とあけぼの北を含む5地区で、すでに計37事業者の立地が決定しており、一部は店舗の建設にも着手している。