再開発計画技術と契約 京成成田駅西口調査プロポ(千葉県成田市)
[2016/11/15 千葉版]
千葉県成田市市街地整備課は14日、京成成田駅西口地区の基礎調査を委託するための公募型プロポーザルで、再開発計画技術(東京都港区)と同日付で契約したことを明らかにした。契約額は572万円(税抜き)。履行期限を29年3月31日とし、成果をまとめてもらう考え。プロポーザルの審査対象となったのは同者のみだったという。
この業務は、将来的な再開発も見据え、同西口周辺地区約2・2haのまちづくりの方向性について総合的に検討するため、整備手法の選定へ基礎事項を整理するのが目的。
市が掲げる上位計画を踏まえた上で、対象地域のまちづくりについて、これまでに整備が完了したJR成田駅東口地区約1・4haと将来的に有機的な連携を図るのが狙いだ。
業務内容は、上位計画や関連計画の整理に始まり、地区現況の精査、整備課題の整理、施設需要の概略調査、面的整備手法および整備効果の検討などを予定している。
選定に当たって市は、都市部長を委員長、市街地整備課長を副委員長とする職員6人で構成する選定審査委員会を設置。プレゼンテーションは10月31日に実施していた。
京成成田駅西口に先立つ形で、JR成田駅の東口についてはこれまでに、市街地再開発事業として市は22~27年度の6カ年総額110億0494万円の継続費を設定。建設業務代行者を公募し、特定事業参加者のスターツデベロップメント、特定業務代行者の五洋建設で構成する「スターツ・五洋建設業務代行共同企業体」を選定し、再開発ビル(スカイタウン成田)やロータリーの整備などを進め、28年3月で事業を完了させるなどしている。