一次審査で5者選定 複合文化施設の設計プロポ 来月16日にプレゼン(石巻市)
[2016/9/29 宮城版]
石巻市は、複合文化施設の基本設計業務プロポーザルで、25者から提出された技術提案書を審査し、エーエーティープラスヨコミゾマコト建築設計事務所、小泉アトリエ・RIA・ラムサ設計JV、田井幹夫・佐野健太・構建築設計JV、藤本壮介建築設計事務所、三菱地所設計・佐藤尚巳建築研究所設計JVの5者を二次審査の対象者に選んだ。10月16日に公開プレゼンテーションと二次審査を行い、設計候補者を選定する。
プロポでは、8月5~15日に参加表明書、9月9~16日に技術提案書を受け付けた。一次審査を担当したプロポの選定委員は、東北大学大学院の小野田泰明教授、宮城県美術館の有川幾夫館長、市教育委員会の境直彦教育長ら7人。
プロポでは今後、10月下旬に二次審査の選定結果を通知・公表し、11月上旬に契約を結ぶ予定。年度内に同業務をまとめることになるが、市民の意見も反映させるため、場合によっては来年度まで延びる可能性がある。同業務の予算限度額は税込1億3000万円。
来年度は、特に支障がない限り基本設計の担当者に実施設計業務を追加で委託する。30年度に着工し、32年度末の完成を目指す。基本構想・基本計画の策定業務は、三菱地所設計(東北支店・仙台市青葉区)が担当した。
複合文化施設は、開成1─8他の石巻トゥモロービジネスタウン内に建設する。敷地面積は2万2322平方m。現地には仮設住宅が建っている。建物は床面積が約1万3280平方mの規模で、うち6690平方mがホール・生涯学習機能、2640平方mが博物館機能、3950平方mが共用・管理・その他機能とする考え。駐車場は平面で400台程度を確保する。