県北道の佐沼工区340m 軟弱地盤改良を先行(県道路公社)
[2016/8/25 宮城版]
県道路公社は24日、復興支援道路として整備しているみやぎ県北高速幹線道路(県北道)の道路改良工事について、条件付き一般競争入札を公告した。佐沼工区のうち、迫川左岸側の延長340m分を発注する。単体企業または復興JVを対象に、9月6日まで総合評価支援システムへの情報登録を受け付ける。総合評価方式を適用し、同21日に開札する。
県道路公社が入札公告した工事は「みやぎ県北高速幹線道路(III)道路改良(2─1工区)工事」。同工事は当初、迫川に架設する1号橋(橋長700m)の下部工工事を含めて発注することにしていたが、道路工事のみを単独で先行発注することにした。
発注業種・等級は「土木一式工事S等級」で、単体企業または復興JVの代表者は県内に本社があることが条件。主任(監理)技術者の配置も必要となっている。
入札日程は、総合評価支援システムへの情報登録が9月6日まで。入札書の提出は配達証明付き郵便で送付するものとし、同16日午後5時まで受け付ける。開札は21日で、標準型(施工計画型)の総合評価方式を適用する。予定価格は6億5375万2000円。
同公社は県北道の整備に関し、佐沼工区3.6kmと中田工区の一部0.4km分を県から受託している。本工事で施工するのは佐沼工区のうち、迫川の左岸から県道200号・中田迫線にかけての延長340m。施工地は登米市中田町石森。
佐沼工区は河川敷などに長大橋を含む4橋を架設する工区で、軟弱地盤での工事が多い。本工事では中層混合処理工3万0204立方m、グラベルマット工9060立方mなどで地盤改良した上で、高盛土道路を建設する。路体盛土量は5万4800立方m。幅員は8.5mで、車道6.5m(2車線)を確保する。工期は30年2月28日まで。
同公社は第3四半期以降、1号橋の下部工を数件に分けて発注する予定だ。