石巻でスーパー再建 9月に新築着工へ 新蛇田店 S造2階3000平方m(あいのや)

[2016/7/22 宮城版]
 食料品販売を手掛けるあいのや(本部・東松島市、相野谷真一社長)は、石巻市蛇田字新立野の区画整理事業地内に、スーパーマーケットの新店舗「あいのや新蛇田店」を建設する。以前は同市門脇地区に土地を借りて店舗を設けていたが、震災津波で全壊したため、新たな住宅団地の整備が進む新蛇田地区での再建となる。昨年4月に市から土地の引き渡しを受けており、8月末に県から中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業の認定を受けた後、9月の着工、来年4月の完成、5月のオープンを目指す。

 新店舗は、敷地面積が6330平方mで、建物がS造2階建て延べ2998平方mの規模を計画。1階は店舗で、野菜や肉、魚、惣菜などを販売する。2階は駐車場で150台程度のスペースを確保する。売場面積は1600平方m程度となる見込み。

 新築設計は篠原建築設計事務所(東京都)がまとめている。施工者は内定しているが、グループ補助金の交付決定がまだのため、未公表となっている。

 あいのやは、東松島市の矢本地区、石巻市の渡波地区、大街道地区、中里地区、大崎市の古川地区にスーパーマーケットを出店している。新蛇田店は7店舗目で、最も大きな規模となる。

 石巻市の新蛇田地区は、土地区画整理事業で宅地造成を進めており、事業地全体のうち16区画の計2万4600平方mを公益的施設用地として民間に分譲している。すでに全区画の進出事業者が決定済みだ。

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