オオバで造成設計 計画策定は国際開発コン 鳴瀬桜華小の新築(東松島市)
[2016/7/21 宮城版]
東松島市は、鳴瀬桜華小学校の移転新築に向け、建設基本構想・計画策定業務と、建設用地造成設計業務の指名競争入札を19日に開札し、構想・計画策定業務を国際開発コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)が562万円、造成設計業務をオオバ(東北支店・同)が1億0700万円で落札した。今後は、開発許可が順調に下りれば、来年冬ごろに造成工事を発注して着工、31年度から2カ年かけて新築工事を進め、33年4月の供用開始を目指す。
基本構想・計画策定業務は、新しい学校施設の配置や規模、導入機能などを検討するほか、事業費を算出する。履行期限は29年3月24日。入札には7社を指名し、1社が辞退した。予定価格は868万6112円で、落札率が64.7%。
造成設計業務は、市立浜市小学校災害復旧用地造成設計業務委託として入札。現地測量などを含む業務で、履行期限が9月29日。入札には8社を指名し、1社が辞退した。予定価格は1億1330万5000円で落札率が94.4%。
同校は、大震災で被災した浜市小と、小野小が統合し、25年4月に誕生。現在は旧小野小の施設を利用している。新学校は、旧小野共有山の山林を切り開いて建設する。敷地面積は約1万6700平方mを構想。施設規模は、校舎が延べ約4800平方m、体育館が延べ約1200平方mを目安にしている。
市は移転新築に伴って、通学路2路線を整備する。1路線は鳴瀬庁舎(小野字新宮前)前を横断する県道鳴瀬南郷線から、移転先までを結ぶルートで、延長170m。もう1路線は、既存の田町・宮前線の拡幅で、対象延長が550m程度。本年度は調査測量設計を委託した。