農地の区画整理2件 WTO一括審査方式 仙台東七郷地区(東北農政局)

[2016/7/7 宮城版]
 東北農政局は仙台東災害復旧関連区画整理事業で、七郷換地区区画整理第二期建設工事と、同第三期建設工事の一般競争入札(WTO)を一括公告した。8月1日まで申請書を受け付け、9月12日に開札する。入札の締め切りは、電子と持参が開札日、郵送が9月9日。一括審査方式を採用しており、複数の工事に参加を希望する場合は、工事ごとに申請書の提出と入札が必要となる。

 第二期工事は、仙台市若林区荒井地区で、57.7haの整地工、延長5.2kmの管水路工、延長4kmの排水路工、延長1.7kmの道路工、揚水機場の建屋建設工を施工する。主な資機材は、硬質塩化ビニール管が5.2km、排水フリュームが3.7km、鉄筋コンクリートのL形水路が500mの使用を見込む。

 第三期工事は、同区荒浜ほか地区で、72.8haの整地工、延長6.3kmの管水路工、延長3.7kmの排水路工、延長1.9kmの道路工、揚水機場の建屋建設工を進める。使用する主な資機材は、硬質塩化ビニール管が6.3km、排水フリュームが3.7km。

 2件とも工期が30年3月16日まで。概算工事規模は、第二期が7億4000万~10億円未満、第三期が10億~20億円未満となっている。

 入札の参加資格は、同局から資格確認を受けている者で、客観点数が土木一式工事1250点以上、建築一式工事1150点以上であること。施工実績は、13年4月1日以降に区画整理工事か土地造成工事、津波被災地の農地復旧工事(除塩のみは除く)を元請けで完成させたことを求める。

 仙台東の区画整理事業では、津波被害を受けた農地など約2000haを大区画化する。整地工事は、道路や排水路の整備などを含め27の用水路ブロックに分けて進めており、年度内に全体の74%で工事着手する見通し。

 事業期間は23~32年度までだが、整地工事は30年度までの完成を目指す。全体事業費は316億0400万円で、事業費ベースの進ちょく率が本年度末で54.6%になる見込み。

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