登米南方に大型店 コメリとケーズデンキ S造平屋・計1.3万平方m(コメリ、デンコードー)

[2016/6/11 宮城版]
 コメリ(本社・新潟県新潟市、捧雄一郎代表取締役)とデンコードー(本社・名取市、井上惠右代表取締役)は登米市南方町に新店舗を出店することにし、2社連名で大規模小売店舗立地法に基づく新設届けを県に提出した。コメリは「コメリパワー佐沼店」としてS造平屋9862平方mの店舗を建設。デンコードーは「ケーズデンキ佐沼店」としてS造平屋3453平方mの店舗を建設する。2社とも29年2月のオープンを目指す。

 両社は1日付で新設届けを県に提出。これを受け県は、10日から届出書の縦覧を始めた。

 両社が出店するのは、登米市南方町新丸ノ内49ほかの土地で、現況は水田。県道古川佐沼線の西側に広がる三角形の敷地3万8864.7平方mを借り受け、コメリは敷地西側に、大型DIY店となるS造平屋・建築面積9862.5平方m(店舗面積9234.3平方m)の店舗を建設する。店舗の北側に234平方mの荷さばき施設を確保する。

 デンコードーは敷地東側に、家電量販店となるS造平屋・同3453.1平方m(店舗面積2787.5平方m)の店舗を建設する。店舗東側に144平方mの荷さばき施設を確保する。

 敷地の中央部は共用の駐車スペースとして、350台分を整備する。駐輪場は3カ所に計51台分を用意する。建ぺい率は80%、容積率は200%。

 両者とも7月中旬に着工し、29年1月下旬の完成を目指す。コメリの店舗は佐藤雅彦建築設計室が設計業務を担当し、富樫建設工業が施工する。すでに準備工を進めている。デンコードーの店舗は建築企画一級建築士事務所が設計業務を担当した。オープンは2月中旬の予定。

 出店地は同市迫町地区に近く、商業施設が密集しているエリア。敷地東側は古川佐沼線に面し、南東側は市道瀬ケ崎・萩洗線に面している。南隣ではイオンタウン佐沼が営業している。

 コメリは当初、26年5月に大店法の新設届けを単独で県に提出し、建築面積1万5445.9平方mの店舗を建設する計画だった。計画を見直して届出をいったん取り下げ、今回、デンコードーと連名で届け出た。デンコードーは古川佐沼線の東側で既設の「ケーズデンキ佐沼店」を経営している。新店舗の完成後、既設店舗をどうするかは未定という。

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