水尻橋 上部工を公告 6月14日まで申請 WTOの技術提案S型(東北整備局)
[2016/5/28 宮城版]
東北地方整備局は27日、国道45号水尻橋上部工工事の一般競争入札(WTO)を公告した。南三陸町志津川地区の水尻川に、橋長76.5m、幅員17mの2径間連結ポステンPC中空床版桁を架ける工事。概算工事規模は7億4000万~15億円。6月14日まで申請書、8月2日まで入札を受け付け、同9日に開札する。総合評価落札方式(技術提案評価S型)で施工者を決める。
上部工工事の内容は、架設工、プレキャストセグメント組立工、床版・横組工、橋りょう付属物工、下部工検査路。使用する主な資機材は、プレキャストセグメント桁が32本、PC鋼材が約90t、コンクリートが約1400立方m、鉄筋が約130t。工期は29年11月30日まで。
入札の参加資格は、同局からプレストレスト・コンクリート工事の資格認定を受けている単体企業か経常JV。単体とJV構成員のうち1社は、13年4月1日以降に▽道路橋(A活荷重またはTL─20以上)か鉄道橋(者レールと新交通は除く)▽形式がポストテンション方式PC連結橋の新設工事▽架設桁架設工法──の工事を元請けで完成させ、その施工実績が適切であることを求める。
総合評価で求める指定テーマは、本工事で[1]上部工の品質保持と耐久性確保について配慮すべき事項[2]現場施工時の安全管理について配慮すべき事項──となっている。
水尻橋は、震災津波で被災したことから架け替えを進めている。下部工工事は、A1、A2橋台を丸か建設(加美町)、P1橋脚を新井組(東北営業所・仙台市青葉区)が施工している。