[2016/5/26　宮城版]
　仙台市水道局は25日、同局庁舎で「指定給水装置工事事業者優良表彰」の式典を開催した。28年度は、給水装置工事部門11社と修繕工事部門6社が受賞した。高橋新悦事業管理者は「市民の暮らしに欠くことができない水道の工事に尽力し、誠実・優良な施工で水道事業の信頼向上に貢献した」とたたえた。

　表彰状・感謝状の授与は、同局開催の式典と20日の県管工業協同組合総会で、高橋事業管理者が受賞企業の代表者それぞれに手渡した。式典では全16社が出席し記念撮影を行った。藤倉設備工業(扇功代表取締役社長)は両部門で受賞した。

　高橋事業管理者は式典で「震災では多くの住宅損壊、水道の不具合で修繕などに尽力をいただいた。中期経営計画の将来像『強くて安心な水道』を実現するため、引き続き技術研さんを重ね、力添えをいただきたい」と感謝の意を述べた。

　表彰制度は13年度に創設している。誠実で優良な施工を継続して行い、水道事業の信頼向上とサービス推進に貢献した事業者を部門別に表彰している。本年度の受賞者は、同制度に基づき、27年度を通じての工事実績などが高い事業者が受賞している。

　給水装置の設置などは、登録事業者全583社が市民からの工事依頼に対応している。工事件数は年間約7000件で、27年度は約7500件に上った。表彰は、このうち新設・改造工事を対象に審査し、優良で施工技術が高い事業者を選定した。

　修繕工事部門は「地元密着型水道修繕制度」に基づき、27年度の登録店82社を対象にした。工事件数の実績に加え、市民サービスの最前線に立って誠実な施工を行い、点数が高かった企業が選ばれた。工事実績の最多件数は約900件に上る。

　受賞企業名は次のとおり(五十音順、敬称略)［給水工事部門］▽有住工業▽ウォーターライフ▽スイコーテクノ▽関兵施設工業▽泰光住建▽泰和興業▽タケザワ工業▽タゼン▽藤倉設備工業▽藤原設備▽星設備工業──。［修繕工事部門］▽E・S水道工事▽エス・ケー・シー・リハウス／スピリッツ▽仙台水道センター▽藤倉設備工業▽松清産業▽宮城日化サービス──。