基本設計のプロポ公告 庁舎・保健センター新築 24日から参加表明受付(亘理町)

[2016/5/10 宮城版]
 亘理郡亘理町は10日、新庁舎と保健福祉センターの建設に向けた基本設計業務について、委託者を選定する公募型プロポーザルの手続きを開始する。参加表明書の受け付けは、24日から6月3日まで。6月上旬~中旬に1次審査を実施し、5者程度を選定して技術提案書を提出してもらう。7月上旬の2次審査でヒアリングなどを経て、同月中旬に優先交渉権者を公表する見込み。業務の履行期間は11月30日まで。

 業務名は「28年度亘理町新庁舎・保健福祉センター建設基本設計業務委託」。プロポには、単体企業かJVでの参加を求める。JVは、2社または3社の構成とする。参加資格要件は▽一級建築士事務所▽県内に事業所を置く▽一級建築士を2人以上持つ──など。このほか、過去10年以内に公共施設の建築工事に係る基本・実施設計業務を3件以上受託した実績が必要だ。実績のうち1件は、事務所や庁舎施設で延べ5000平方m以上の基本・実施設計業務を元受けとして受託し、完了した実績とする。JVにおける受託実績は、構成員のいずれかが該当すること。

 プロポの実施要領などは、10~23日に同町ホームページまたは、同町企画財政課新庁舎建設準備班で配布する。

 新庁舎と保健福祉センターは、JR亘理駅東側の悠里地区の公共ゾーン約12.7ヘhaに建設する。新庁舎の規模は、RC造3階建て延べ約6800平方m程度。同センターは、平屋約2500平方m規模を見込む。2施設は、1階部分で連結するか、同センターの一部を庁舎内に組み込むなど一体的に整備する。

 28年度予算には、基本・実施設計業務委託費に計1億0330万円を計上したほか、期間を29年度とする限度額計6870万円の債務負担を組んだ。基本設計がまとまり次第、実施設計業務を委託するが、委託方法は検討中。基本設計の委託者と随意契約を結ぶ可能性もある。28年度後半~29年度に実施設計をまとめ、30年度の着工、31年度の竣工を目指す。概算事業費は約35億~36億円を見込む。

 移設の基本構想・基本計画策定業務は国際航業(仙台支店・仙台市若林区)が担当した。

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